スタッフブログ
2019/03/23
お役立ち情報
中古住宅のリノベーションのプロが教える、耐震補強の話
日本は地震大国とも呼ばれていますが、私たちはいつ来るか分からない大地震に備える必要があります。
防災グッズを揃えることはもちろんですが、長い時間を過ごす家の耐震補強は必要不可欠です。
今住んでいる家に不安がある方でも、リノベーションにより耐震補強をすることで、前よりも格段に安心感が生まれます。
今回は、中古住宅のリノベーションで行う耐震補強についてご紹介していきます。
□基礎部分の補強
住宅に限った話ではありませんが、全ての建物において基礎部分の弱さは地震にとって致命的であるため、すぐに工事を行う必要があります。
特に1981年以前に建てられた木造住宅は、現在と基準が違うために基礎部分の耐震性が低くなっているので注意しておきましょう。
また、コンクリートの中に鉄筋が入ったものが主流ですが、昔は鉄筋が入っていないものを基礎部分として建てられていた時期があったため、その場合も鉄筋を入れて耐震性を高める工事などを行いましょう。
□腐朽箇所の修繕
木造住宅はシロアリの被害にあうこともたびたびありますが、シロアリの被害にあった場所は耐震性が大きく落ちてしまいます。
柱の中がほぼ空洞になっている部分があったというような話は聞くだけで恐ろしいですよね。
そのような場所を新しいものと取り替えることによって耐震性を上げることができます。
工事が終わった後も、今後シロアリの侵入を防ぐために薬剤を散布して、しっかりと予防するようにしましょう。
□壁の補強
耐震性が弱い壁には、耐力壁というものに付け替えることによって耐震性を上げることができます。
また、最近はdiyのブームもあって自分で壁の補強ができるようなグッズなども販売されているのでぜひチェックしてみてください。
□屋根の軽量化
実は屋根の重さは耐震性の強さに直接関わってくるのです。
特に土葺き屋根や瓦屋根は重い屋根にあたり、地震が起きたときに屋根の重さで家が押しつぶされてしまう可能性があります。
そのため、軽い素材の屋根に取り換えて耐震性を高めましょう。
□まとめ
今回は、中古住宅のリノベーションで行う耐震補強についてご紹介してきました。
耐震補強は費用がかかってしまいますが、地震によって失ってからでは間に合いません。
備えあれば憂いなしという言葉もあるように、まずは耐震補強を施し、いつ来るか分からない地震に備えるようにしましょう。
現在中古住宅の耐震性に不安を感じている方はぜひお役立てください。